二十世紀酒場(二) 東京・さまよいはしご酒


9784908309021_web多田 欣也 著

定価:1,404円(本体1,300円+税)
B6判変型・並製/144ページ
ISBN 978-4-908309-02-1 C0095

2016年9月1日発売

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パブリシティ情報

 

内容紹介

何も語らず一、二杯。それで帰ればいいオヤジ……。

 一呑兵衛でもある著者が、二十年の歳月をかけて街歩きで見つけた、素晴らしい名店の数々。ほかのお客さんと同様にのれんをくぐり、酒を飲み、会話を交わしながら、カウンターから眺めた店内の賑やかな風景と客たちのささやかな喜びを手書き絵と文章で描いた「二十世紀酒場(一) 東京・さすらい一人酒」に続くイラストエッセイ第2集です。

 第2集では第1集と同様に、読んでいるうちに店内の雰囲気がよみがえり、訪れてみたくなる東京の名店80店を紹介します。前作で気丈に酒場論を語っていた著者も、本書では酔いが回りはしごを重ねてついついぼやき酒。それでもなお、酒場における人生訓を熱く語ります。あとがきに寄せた呑兵衛かるたは、読めば必ず、うなずき、笑ってしまうこと請け合いです。

 「いい店は、みんないい顔してる」
 第一集「東京・さすらい一人酒」からおよそ一年の間にも、店主の高齢化と街の再開発によって、呑兵衛の心の拠り所となる地元の名店が、今日もどこかでひっそりと暖簾を下ろしています。
 ぜひ、あなたも、日本の文化を支えてきた「大衆酒場」に一度足を運んでみませんか。
 

目次

 一章 元祖酎ハイは下町の宝です
 二章 ぼやき酒で酒場論 一
 三章 もつ焼きエレジー
 四章 ディープな東京はデンジャラス
 五章 ネクタイ族の聖地で気兼ねなく
 六章 ガード下で静かに飲む
 七章 ぼやき酒で酒場論 二
 八章 やっぱり焼き鳥でしょう!
 九章 常連さんの話を肴に
 十章 二十年後を見てみたい
 十一章 コの字カウンターに落ち着いて
 あとがき 呑兵衛かるた
 付録イラスト地図
 

著者プロフィール

 絵・文:多田 欣也(ただ きんや)
 ガーデンデザイナー・グリーンコーディネーター・フォークアーティスト。
 昭和30(1955)年、岩手県遠野市生まれ。遠野高校卒業後、地元の肥料・農薬店に勤務。農業の基本を学ぶとともに独学で木工、商業デザインなどを習得し、ウッドクラフト、デザイン活動を始める。
 31歳で上京し、(有)環境緑化に入社。花の企画社グループにて花と緑の仕事に関わり、42歳で独立して「アースワークス」を設立。個人邸の庭のデザイン、イベントなどの花の装飾を行いながら、ガーデニングの楽しさを広めるために全国のガーデンセンターなどで講習会を行う。テレビ出演、執筆も多数。
 また、切手、ミニカーなどの王道から、カップラーメンのフタまで、多岐にわたる自称コレクションの蒐集家としても活躍している。

 主な著書 『はじめての寄せ植え きんや先生の園芸教室』(農山漁村文化協会)
      『二十世紀酒場(一) 東京・さすらい一人酒』(小社刊)