ビリングスに戻り、訪れた馬具屋で不意に出会った、「好きなものは貫いたらいい」という心に刻むべき言葉を胸に、次の町マイルズ・シティを目指す著者の前田将多さん。途中ハプニングに巻き込まれながらも無事、町にたどり着いて「レンジ・ライダーズ・ミュージアム」という博物館に向かいます。
館内に所狭しと展示された、現地の開拓者や原住民が使った道具や汗のしみこんだハット。そして、壁一面を埋め尽くす肖像写真。時代を支えてきた名もなき人びとに出会った彼の心はいったい何を感じ取ったのでしょうか――。
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