9月に入り、あっという間に秋の陽気かと思いきや、関東ではまだまだ暑い日が続きます。それでも、朝晩はだいぶ過ごしやすくなりました。
今朝、ほぼ2か月ぶりに自転車で最寄り駅まで行ってみました。
ひとつ確認したいことがあったのです。
自転車に乗って川べりの舗装路を走っていきます。するとマッチ棒の頭の部分の様に葉を茂らせた木々が見えてきます。
自転車を止めて「はまだかな？」と覗いてみると、青々とした葉っぱの先にはまだ蕾らしきものはまったく見えず。
わたしが探していたのは「金木犀」（きんもくせい）の蕾でした。
いつも今頃のようだった気がしたのですが。ことしは日照時間が少なかったので、花の時期も遅れ気味なのかもしれません。待ち遠しい！！
でも油断禁物。うっかりまだまだと安心して、贅沢な香りに包まれる一瞬を逃さないように気を付けないと……。
のんびり走る土手沿いの風景はなにも変わっていないようですが、どことなく秋の気配がするのは、少し乾いたさわやかな風と、照りつける太陽からときどきわたしを守ってくれるうろこ雲のせいでしょうか。
ペダルをこぎながら、頭に浮かぶのは、先日の潜入取材のメモを取らなきゃ、早く企画書まとめなきゃ、と仕事のことばっかり。気が重くなりしばし休憩、写真を一枚。
でも、帰り道の夜風と虫の声も楽しみだ。あと、一杯のビールも。
もう秋はそこまで。