Tabistory.jp編集部の廣岡です。今朝、近くの林からうぐいすの鳴き声が聞こえてきました。気づけば桃の節句。春は確実に足元まで来ています。
さて、今日は「Tabistory.jp」で活躍されている著者お二人の新刊をご紹介したいと思います。
◆「海駅図鑑 海の見える無人駅」 清水浩史 著 河出書房新社 刊 2月20日発売
長年、海とのかかわりを通して自らの生き方を見つめてきた清水浩史さん。連載の「失われた海を求めて」でも、海辺を自ら旅し、その土地の歴史や文化に触れながら、失われたもの、失われつつあるものに対する思いを書き留めています。
前作の「秘島図鑑」と同様、本の中に広がる青い海の風景の奥に、そこに生きる人びと、そして旅人の思いを垣間見ることができます。
A5判/280ページ/定価:本体1,600円+税
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309278124/
★連載「失われた海を求めて」
◆「広告業界という無法地帯へ」 前田将多 著 毎日新聞出版 刊 3月2日発売
電通で15年間、コピーライターとしてその腕を振るいながら、同時に「カウボーイ」という職業にずっと憧れを抱き続けてきた前田将多さん。40歳の節目に会社を去り、残りの人生を自分の思いに正直に歩むことを選びました。
連載中の「2600キロ、カウボーイを追いかけて」は、カウボーイたちと過ごしたひと夏の体験記(今春発売予定)に先駆けて、アメリカ開拓の歴史をたどる旅のひとこまを綴っています。
本書では、彼がこれまで心血を注いできた世界から一歩距離を置き、厳しい眼差しと愛情を持って広告業界を憂えます。
四六判/200ページ/定価:本体1,300円+税
http://mainichibooks.com/books/business/post-390.html
★連載「2600キロ、カウボーイを追いかけて」
以上、簡単ですがご紹介をさせていただきました。
本はどちらも小社刊ではないところが残念ですが(笑)、連載著者のお二人の活躍を見るのはとてもうれしいものです。
今夜の「桃の節句酒」もよりおいしくなります。