甲州路うたかたの旅――編集ダイアリー2018年8月19日


ときどき、原稿制作をお手伝いしているお客様よりセミナー取材の依頼を受けました。
取材場所は山梨県大月市。東京からだと中央線の鈍行でおよそ2時間の道のりです。

しかし、今日は日曜日。
自宅のある横浜で車をレンタルして、中央高速で大月まで向かいます。
しかし、予想外の渋滞で2時間以上もかかってしまいました。
お盆明けだから行楽客は少ないだろうと思っていたのですが、読みが浅かったようです。

大月インターを降りて15分くらい西に向けて車を走らせて、初狩駅のすぐ近くが目的の取材場所です。

 

 

 裏には笹子川が流れ、ときどき、鷺が大きな声で飛び立つのが聞こえました。
 入口の狭い通りにの向かいには田んぼがあり、笹子トンネル手前にある「笹一酒造」さんの酒米がすくすくと育っていました。
 

 

 

 


 無事に取材を終えて、18時半ころ、一足早く失礼させていただき、初狩駅で道草。
 夕暮れ時のがらんとした駅前広場には、誰一人いません。ここは無人駅なのです。犬を連れた散歩の母娘を見かけただけでした。

 初狩宿があった時の名残でしょうか、駅前に1軒だけ旅館が建っています。
 どのような人びとの需要があるのかとても興味がわいてきます。たまにはこんなところに泊まるのもいい経験になるかもしれません。

 帰りは、大月から山中を南下して都留市内を抜け、道志みちから相模原を抜けて横浜に帰ろうと、ナビをセットしたところ、驚くようなつづら折りの山道。

 はじめはしんどく感じたものの、あっという間に運転が楽しくなって、久しぶりに好きな音楽を聴きながら、ワインディングロードを3時間あまりも堪能しました。
 高速で帰れば2時間程度だというのに、帰りは4時間もかかってしまいました……。

 今日は、取材よりも、正直、ドライブを楽しんだ一日になってしまいました。
 でも、ストレス発散にはなったようです。


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