続ければきっと見えてくる ――編集ダイアリー2020年6月10日


 皆さんはお気づきだろうか。
 この「編集ダイアリー」が一日遅れで掲載されていることを。

 意図しているわけではないが、その日のうちになかなかダイアリーをまとめることができない自分がいる。
 去る5月19日からこの拙い日記を毎日書き始めて3週間、さまざまなことが見えてきた。

 まず第一は続けることのしんどさ。これは当初より織り込み済みであるのだが、そうとうである。
 最近、手汗がひどいのも一つにはこのせいであろう。気がかりなのである。

 そして、文章構成力の貧しさ。
 こればかりは才能が極めて重要である。しかし、それがないことは分かっている。だから、なにより訓練と努力で乗り越えるしかないのだが、これがなかなか大変である。
 今の文章は力業どころか、無理やり文章をまとめていることを白状したい。

 ただ、以前のように書いては消しということがあまりなくなってきたのは、やはり続けることの成果なのかもしれない。いまだに「自分の書きたかった文章だ」と思ったことは一度もないけれど。

 文章を毎日書き続けるという行為は、とても大変だということに今さらながらに気づく。
 でも、これを乗り越えた先に何かがあるかもしれない。そう思って続けているのだが果たしてどうだろう。

 次の1か月で自分の中で新たにどのような変化が生じているかとても楽しみでもある。
 もっとも続かずに自己嫌悪に陥っている可能性もあるわけだけれども。

 その時はそのとき、また考えればいい。
 そして夜は更ける。

 

 


同じ連載記事