小さな街外れの広場で、サッカーボールを蹴っ飛ばして遊ぶ3人の子どもたち。通りがかりに声をかけると 「一緒にやろう!」 と誘われ仲間に加わる。
しばらく彼らと遊んだあとに広場の端に座って休憩。
すると、待っていたかのように 「あそこの店でなんか買ってよ!」 というひと言。僕も喉が渇いていたので、インカコーラのボトルを1本買って、みんなで分ける。
プラスチックのカップに注ぐと、黄色の炭酸が美味しそうに弾けた。
意外にも謙虚な彼らは、先に飲むようにとカップを僕に差し出した。まずはそれを一気に飲み干し、すぐに次の一杯を注ぐ。みんなの喉が潤うと、店の前のベンチに腰かけた。
空のカップに再びインカコーラを注ぐと、首元に上着を巻きつけた子が、嬉しそうに手に持ったカップを耳元に当てる。
「ほら、見て!」
「……こうすると、シュワシュワっていうインカコーラの音が聞こえてくるんだ!」