増熊ムク

温かいお湯、温かい音楽、そして温かい生き物（体温、問わず）！　でもお酒はつめたいのが好き。いろんな温度のなかで、空を見上げ、時に途方に暮れつつ、旅を続ける、二匹のちいさな生き物の拙い独り言です。お付き合いいただければ幸いなり。

　いま、わたしの枕元には、紺色の布に包まれた大きな四角形の物体がある。大好きなヌイグルミたちに寄り添...続きを読む

　「温泉が足りない」　なんという名言！　と、思わず膝をポンと打ちたくなった。これは、群馬県の誇る...続きを読む

　駆け足のような夏だった。「雨も多かったね」「うん、あわただしかったし」　コンクリートの...続きを読む

　二十四節気の「啓蟄」の日もとうに過ぎ、もうすぐ「春分」なのだが、コロさんもわたしも冬衣のままだ。　...続きを読む

　9月初旬のその日は、昼過ぎだというのに夕方のように薄暗く、ひたすらに雨が降っていた。コロさんと湯治...続きを読む

　「上野（かみつけ）の草津の湯より　沢渡の湯に越ゆる路　名も寂し暮坂峠」。酒仙歌人とも称される若山牧...続きを読む

　松之山温泉がある、十日町市まつだいエリアは、ただ居るだけでのびやかな気持ちになる。そして同時に、ど...続きを読む

　「こぎつね、こんこん山のなか～♪」「夕焼け小焼けのあかとんぼ～♪」車中で、さまざまな童謡や唱歌を熱...続きを読む

「小学生の頃の夏休みって、特別じゃなかった？」　コロさんが、ふっと尋ねる。　外はミンミンゼミ...続きを読む

　「大切なことは、出発することだ」。アラスカで長きに渡り野生動物たちや広大な自然を撮り続けてきた...続きを読む

増熊 ムク